ハンドサインで伏せるようにする
今回は「ダウン」つまり伏せることのトレーニングをしてみましょう。トレーニングのステップは前回のシットとの時と同じです。ステップ1ハンドサインで伏せること。ステップ2はハンドサインを活用し、言葉の合図で伏せるようにすることです。
ステップ1早速トレーニングしてみましょう。前回と同様に、手を追わせるところから開始します。そして、鼻先から手を下におろし、少し手前に引きましょう。伏せの態勢になったら「GOOD」と褒め言葉をかけ、ご褒美を与えます。もう一度、手を追わせ、鼻先から手を下におろして引きます。伏せができたタイミングでGOODと褒め、ご褒美を与えます。

伏せのトレーニングおやつで伏せの態勢にする
うまくいかない場合はどうしたいい?
うまくできない時は、一度座らせてから伏せのハンドサインを出すといいかもしれません。伏せの態勢ができたら、褒めてご褒美を与えましょう。それでもうまくいかない場合、トレーニングの仕方を工夫します。
例えば、飼い主さんが座って足を伸ばし、愛犬を誘導して伏せやすい態勢を作ります。飼い主さんの足の下をくぐらせるようにして、伏せを誘導します。できたら、GOODと褒めてご褒美を与えます。

伏せのトレーニング失敗したら工夫して伏せの態勢を誘導する
しかし、この時、気をつけないといけないことがあります。いまやっているのはハンドサインで伏せることです。決して足の下をくぐらせることではありません。誘導する手をくぐらせるのではなく、鼻先から下におろして引くようにします。そして、最後は足を伸ばさず、ハンドサインだけでトレーニングしていくようにしてください。
「ダウン」の言葉で伏せられるようにする
ステップ2ハンドサインを活用し、言葉の合図で伏せられるようにトレーニングしていきます。今回の合図は「ダウン」でやってみたいと思います。トレーニング方法は、ハンドサインを出す前に、「ダウン」言い、その後にハンドサインを出します。

伏せのトレーニングハンドサインと言葉の合図を学習させる
これを繰り返すことで、愛犬はダウンのかけ声の後に、伏せの合図のハンドサインが出る、と学習します。なのでダウンの言葉の合図で伏せることができるようになります。
それではやってみましょう。
手を追わせ、「ダウン」と言い、手を鼻先から下におろし引きます。できたら、GOODと褒め、ご褒美を与えます。手を追わせ、「ダウン」と言い、鼻先から下におろし引く。できたらご褒美、これを繰り返します。少しずつダウンの言葉だけで、伏せるようになっていきます。前回のシットもきちんと覚えていれば、シットからダウンへ、そしてダウンからシットへと、決してワンパターンにならないようにトレーニングしてみてください。